見たくない奴は見に来るな！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アントニオ猪木のIGFとイノキゲノムを応援しているブログです。※ブログタイトルは猪木さんのフレーズを勝手に拝借したもので特に意味はありません。

ゲノム・ニュース

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2011年05月13日

猪木が鈴川×バンナ戦の「止めるのが遅い」の声に反論！アマチュアがプロと名乗るのとはワケが違う

→澤田敦士が鈴川×バンナ戦に触発され本気宣言！IGFチャンピオンシップに名乗りを挙げバンナに挑戦か

週刊イノキが更新されました。

週刊イノキVol.5より

かつて佐山聡（初代タイガーマスク）が若かった頃、格闘技の試合（1977年11月14日に日本武道館で行なわれた、全米プロ空手ミドル級第一位のマーク・コステロとの一戦）に出したら、ボコボコにされてイカレちゃったことがあったけど、その後、佐山はその悔しさをバネに、いろんな技術を身につけようとして、いまがあるわけでしょう。

当時、猪木さんはアリ戦から始まる異種格闘技戦が大人気となった事で、本格的に格闘技進出を考えていた。新日本は各格闘技団体と協力、提携し「世界格闘技協会」という総合格闘技連盟を設立。新日本で有能な若手選手に打撃を含めた総合的な練習を積ませ、最強の格闘家を作ろうとした。

その第1号の選手に選ばれたのが猪木さんの付け人をしていた佐山さん。猪木さんは佐山さんの身体能力と格闘技センスを高く評価していた。

選ばれた佐山さんは最高に感激したそうです。

佐山サトル見参!!(8) 最高の感激「猪木のひと言」より

私の若手時代、猪木会長はストロングスタイルの実践者であった。会長に出会えて幸せだったのは、セメントの部分で我々を裏切らなかったことだ。プロレスにおいてのアントニオ猪木像と、実際が一致していた。つまりセメントを通し、本物であったのだ。ストロングスタイルの実践者の背を見て育ったことは、私にとって大きな財産である。セメントは選手が育って来ると、何時間やってもお互いとれなくなる。その日からレスラーとして認められるのだ。それでも飽き足らず、私は藤原敏男を有すキックの目白ジムに入門。強くなりたかった。今考えると、そんなプロレスラーはいるはずもない。他の道場に行くという慣習のない当時、私は怒られると思い、仲間にもジムにも黙っていた。レスラーが最も強く、レスラーに打撃が必要という強い気持ちがあったからだ。ところがある日バレてしまった。黒崎先生から新日に伝わった時、なんと猪木会長は喜んでくれたのである。お前を格闘技の第一号の選手にすると言われた時、最高の感激だった。猪木のためなら死ねるとも思った。もし猪木会長がストロングスタイルの気質でなければ、こんな青春時代なかったかもしれない。

その記念試合が、日本武道館で行われる。

あの佐山さんが相手の体重に合わせて減量して挑んだ試合。さらにWKAサイドはマーシャルアーツルールを要求し、楽勝発言をしたために、怒った新間さんがノールールを逆要求。試合前のやりとりで大いに盛り上がる。結局、佐山さんがグローブをはめての異種格闘技ルールに落ちつくも、佐山さんにとってかなり不利なルールだった。

他の試合は全日本キックｖｓマーシャルアーツの全面対抗戦。ヒジ打ち禁止や1R2分ということで、やはりマーシャルアーツ有利のルールとなる。

会場では猪木さんが最前列で観戦。佐山さんのセコンドには小鉄さんがつく。

この試合は東京12チャンネルで放送された。

佐山さんはこの試合はメチャクチャ悔しかったと言ってましたね。でも、この試合を経験しなければ、後のタイガー・マスクやUWFスタイル、修斗等はなかったかもしれません。

そして、何度も立ち上がる姿は先日の鈴川×バンナ戦をオーバーラップさせる。

週刊イノキVol.5より

それはこの間の鈴川真一にしたって、相撲の時からずっと張り手の世界で生きてきた男が、初めて（４月28日の『GENOME15』で）ジェロム・レ・バンナというパンチで殴る相手を前にして、いままで知らなかった世界を経験したわけだけど、「あれがあったからいまがあったよ」と思えば、おのずと自信もついていく。それは鈴川だって、他人がどう指示するかじゃなく、自分で考えるでしょう。子どもじゃあるまいし、手取り足取り考えるわけにはいかないんだから。あの試合だって、「止めるのが遅い」とかって言う意見もあるらしいけど、アマチュアが「プロ」と名乗ってリングに立ってるのが「プロ」じゃないんだよな。「選手が怪我をしたら」なんて言うかもしれないけど、「プロ」っていうのはその程度で壊れるタマかよ。鈴川なんて相撲の時からぶつかり稽古をして、それを乗り越えてきたからこそ、あれだけのパンチを食らってもそこから立ち上がってこれたわけでしょう。俺はあの姿にこそ、いまの時代に一番必要なメッセージを発したような気がするけどな。

ちなみに鈴川選手はバンナ戦の二日後には福島の被災地で炊き出しのボランティアをしていました。

基本として安全なプロレスというのはあり得ないわけです。まあ、安全なリングで試合している選手やそれを見てるファンからは、IGFが危険に見えたのでしょう。安心して見られるプロレスを求める声もありますが、そんなの見てもおもしろくも何ともないですけどね。

やはり、危険なリングに覚悟を持って上がるのがプロであって、プロレスラー。そういう選手に見入ってしまいます。

プロレスは興行ですから、いろいろあっていいですけど、IGFのメインは闘い。基本的に猪木さんのプロレスに対する考え方は昔も今も同じで、今なお賛否両論ある。ということは、確かにIGFにはチャンスが転がっているに違いない。→最新情報/プロレス人気ランキング

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